日曜日の午後に、最近流行っているらしいSDGsカードゲームのワークショップに参加してきました。
びっくりするくらい楽しくてちょっとびっくり。
ゲームは簡単で、参加者全員が世界を構成し、設定された目標を達成するために、様々なプロジェクトを実施するというもの。
ゲームを体験しないとなかなか楽しさを伝えるのが難しいのですが、なぜSDGsが重要かを理解するにはすばらしい仕組みだと感じました。
ここで、そもそもSDGsとは何かを説明しておきます。
SDGsはエスディージーズって読みます。英語でSustainable Development Goalsと表記され、日本語では「持続可能な開発目標」と訳されます。
2015年9月の国連サミットで採択された目標で、17のゴールと169のターゲットから構成されており、地球上の「誰一人として取り残さない」ことを誓っています。
外務省のホームページに詳しく記載されていますので、ご興味ある方はどうぞ。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html
ゲームを終えた中で、以下に気づきがありました。
・最初は自分の利益しか考えないが、途中から他のプレイヤーの利益や世界の動向を気にするようになる。
・自らが誰かを助けようとすることもあり、また周囲に助けられることもある。
・自分の行動が世界の動向を良くも悪くも変える場合がある。
ゲーム体験後に、SDGsの本質について説明がありました。
■個人の行動は社会に繋がる
講師の方は「風が吹けば桶屋が儲かる」と説明されていました。個人レベルでもSDGsに貢献できることがたくさんあることに気づかされました。例えばマイバッグを持ち歩いてレジ袋を無駄に使わない、電気機器を省エネ型に換える、食べきれないものは廃棄せず冷凍する等です。
■目標が世界レベルで明確になった
いままで世界レベルでの目標値がなかったので、個々で何をやればいいか?行動に繋がりづらかったのですが、SDGsにおかげで個人や企業が何をすべきか?何を止めるべきかがはっきりしました。現に「ダイベストメント」といってSDGsにそぐわない企業活動からは投資を引き上げる動きも加速しているそうです。
■バックキャスティング
バックキャスティングとは、未来を予測する場合に目標を設定し、そこを起点に今何をすべきかを考える方法であり、まさに設定型問題解決思考です。つまりSDGsがあることで、今何をすべきかを考えることが可能になったと言えます。ちなみに日本はSDGsの達成度は世界15位だそうです。
ワークショップに参加して感じたこと
私は普段中小企業のコンサルティングをしていますが、SDGsと中小企業をどうつなぐか?どうSDGsとともに中小企業が成長すべきか?を考える良い機会になりました。
改めて自分に何ができるだろうか?と考えた時に、もちろんSDGsを個人で実践することも大事ですが、中小企業にSDGsの考え方を広めることが自分の役割なのではないかと勝手に感じました。
まずは自分の支援先にSDGsの重要性を啓蒙していきたいと思います!