商工会地区も無事小規模事業者持続化補助金が開始されたようですね。人気の補助金なので、現在申請書を作成している事業者さんも多いでしょう。
私もこの補助金の相談員を5年やっていますので、その立場から小規模事業者持続化補助金のポイントをまとめてみました。
①公募要領の51頁52頁の「加点審査」を熟読しよう
公募要領は64頁もあるので、全て読み込むのは大変ですが、この「加点審査」は重要事項なので必ず見てください。
公募要領から抜粋すると、
経営計画書・補助事業計画書について、以下の項目に基づき加点審査を行い、総合的な評価 が高いものから順に採択を行います。
①自社の経営状況分析の妥当性
◇自社の製品・サービスや自社の強みを適切に把握しているか。
②経営方針・目標と今後のプランの適切性
◇経営方針・目標と今後のプランは、自社の強みを踏まえているか。
◇経営方針・目標と今後のプランは、対象とする市場(商圏)の特性を踏まえているか。
③補助事業計画の有効性
◇補助事業計画は具体的で、当該小規模事業者にとって実現可能性が高いものとなっているか。
◇地道な販路開拓を目指すものとして、補助事業計画は、経営計画の今後の方針・目標を達成するために必要かつ有効なものか。(共同申請の場合:補助事業計画が、全ての共同事業者における、それぞれの経営計画の今後の方針・目標を達成するために必要か。)
◇補助事業計画に小規模事業者ならではの創意工夫の特徴があるか。
◇補助事業計画には、ITを有効に活用する取り組みが見られるか。
④積算の透明・適切性
◇事業費の計上・積算が正確・明確で、事業実施に必要なものとなっているか。
という記載があります。
上記の内容が、しっかり様式2、様式3に第3者視点で含まれているか?確認しましょう。第3者視点というのは、本事業の審査は専門家による書類審査のみです。つまり第3者が理解できない内容ではまず採択にはなりません。商工会議所で相談員が申請書を確認してくれますので、そのアドバイスも参考にしましょう。
②過去の採択傾向を確認しよう
過去の採択結果が公開されています。直近では平成29年度補正予算小規模事業者持続化補助金になります。
https://h29.jizokukahojokin.info/index.php/saitakusha29/
自社と同様の業種がどのような事業計画で採択されているかを確認しましょう。採択の傾向値が見えてきます。
③ターゲットや事業内容を絞り込もう
相談にこられた事業者に私がよくアドバイスするのは、「ターゲットや事業内容を絞り込む」ということです。ターゲットや事業内容が絞り込まれていないと、申請書の内容が曖昧になり、評価する側に意図が伝わらなくなるからです。「工場・工事現場向けお弁当販売」なら「文京区内20-30代お腹いっぱい食べたい男性社員向けボリューム揚げ物弁当の販売」のほうがより具体的ですし、「中小企業向けマーケティング支援」ならば「製薬ベンチャー企業向けプレスリリース支援」のほうが、何に取り組むのかがより明確になるのです。
④視覚に訴えよう
文章よりも伝わるのは「画像」です。若者の活字離れが進み、インスタグラムがこれだけ浸透しているのは、視覚に訴えたSNSだからでしょう。難しい文章で説明するよりも、「グラフ」や「業務フロー」、「商品写真」のほうが評価者に伝わります。効果的に「画像」を使った申請書を作成しましょう。
以上、参考にしてください。